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骨格性II級叢生のエンジェルアライナー治療計画

2026年7月8日に行われた診断・カウンセリング

歯科矯正 骨格性II級叢生 エンジェルアライナー 治療計画 カウンセリング
29
録音時間
2
参加者
4
決定事項
6
主要トピック

患者の骨格性II級叢生に対し、エンジェルアライナーを用いた矯正治療計画が提示されました。患者は抜歯を含む治療方針、期間、費用、および治療中の注意点について説明を受けた上で、治療と契約の進行に同意しました。

医師 患者

主訴・相談内容

患者からの直接的な主訴の記述はないものの、医師の説明内容から以下の点が解決したい問題と推測されます。

  • 骨格性II級と歯列性のII級傾向、叢生
  • 「上の歯の大きさが下の歯に対してバランスが悪い」ことや、「前歯のガタガタ」
  • 叢生による上下の歯の接触の「突っかかり」

現症・所見

診察により以下の所見が確認されました。

  • 不正咬合分類: 骨格性II級(下顎が後方にある)、Angle分類II級傾向(奥歯の噛み合わせも両側でII級傾向)
  • 歯列の特徴: 上顎前歯部に叢生が認められ、歯の大きさのバランスが悪い傾向。ブラックトライアングルが発生する可能性。
  • その他の所見:
    • 親知らず: 上顎の18番、28番に親知らずが残存し、特に28番は治療計画上抜歯が必要。
    • 顎関節: 現在、顎関節に突っかかりがあり、治療中に音が鳴ったり噛みにくさを感じることがある。
    • 歯周組織: 歯周病の可能性があり、必要であれば治療前の歯周基本治療を推奨。歯肉退縮の可能性を説明。
    • 虫歯・被せ物: 現在大きな虫歯はないが、治療中に歯の形が変わる場合はマウスピースの作り直しが必要となる。
    • 歯根: 歯根吸収の可能性を説明。
    • 歯の変色: 非常に稀だが、歯髄炎や歯髄壊死により歯の色が変わる可能性を説明。
    • 過去の外傷: 過去に交通事故で顔面を打撲した経験があるが、歯の損傷はなかったとのこと。

検査・診断

以下の検査結果に基づき診断されました。

  • 顎全体のレントゲン写真とセファロ分析を実施し、骨格性II級と診断
  • 歯の大きさの計測を実施。
  • マウスピースシミュレーション(クリンチェック)を元に、アライナーの枚数や治療の流れを説明。

治療計画の詳細

以下の詳細な治療計画が提示されました。

  • 装置の種類: エンジェルアライナー(AngelAlign)を使用する。インビザラインよりもゴム掛けする際の歯のコントロールが安定するため、特にゴム掛けが重要な本症例では推奨される。患者もエンジェルアライナーの使用に同意。
  • 抜歯/非抜歯の方針:
    • 抜歯: 上顎の親知らず2本(18番、28番)を抜歯する。
    • 非抜歯の代替手段: 抜歯スペースを利用し、上顎の臼歯後方移動を行う。必要に応じて、歯と歯の間を少し磨く処置(IPR)を行う可能性がある(最初のセットでは行わず、最終的な形が見えた段階で調整)。
  • 治療期間の見通し:
    • 最初のセット: 20〜30枚程度で、約半年〜8ヶ月。
    • 全体の治療期間: 目安として2〜3年。顎がスムーズに動けば2年以内で終わる可能性もある。
    • 保定期間: 治療終了後、後戻り防止のためリテーナーを装着。2年間の保証期間中は年1〜2回の通院となる。
  • ステージング:
    • 1. 最初のアライナーセット(20〜30枚)で前歯の叢生を解除し、現在の上下の歯の接触の突っかかりを解消して隙間を作る。
    • 2. 輪ゴム(エラスティック)を使用して、下顎を前方へ、上顎を後方へ移動させ、上下の前後的なズレを是正する。
    • 3. 顎関節の変位により顎が前方にずれることを期待し、骨格的なズレの改善を図る。顎が動くことで歯の移動量を減らし、治療期間の短縮を目指す。
    • 4. 最初のセットで治療ゴールの半分から6〜7割程度の改善を目指す。
    • 5. 最初のセット完了後、再度型取りを行い追加アライナーを作成する。このプロセスを2〜4回繰り返して最終的なゴールを目指す。
    • 6. 最終的な歯並びが整った段階で、必要に応じて歯と歯の間を削ったり(IPR)、プラスチックやセラミック(ベニア)で形態修正を行う可能性も説明された。
    • 7. 治療完了後、リテーナーを装着し、保定期間へ移行する。
  • 治療中の注意点:
    • 治療ゴールの変更や治療期間の長期化の可能性(顎関節の変異により、期待に反して下顎が後ろに下がった場合など)。
    • 虫歯治療等によるマウスピースの作り直し(別途費用が発生)。
    • 歯肉退縮、ブラックトライアングル(前歯部に起きやすくIPRで目立ちにくく可能)の可能性。
    • 骨性癒着(アンキローシス):稀な合併症として、歯が顎の骨と直接癒着し、歯が全く動かなくなる可能性。過去に外傷があると確率が上がり、骨切り等が必要となる場合がある。
    • 歯根吸収:歯を動かす際に歯根の先端が短くなる可能性。定期的なレントゲン検査で確認し、著しい場合は治療休止期間を設ける。
    • 歯髄炎・歯髄壊死:稀だが歯の神経や血管が傷つき、歯髄が死んで歯の色が変色する可能性。神経治療や特殊ホワイトニングが必要になる場合がある。
    • 顎関節・噛み合わせの変化:治療中は顎がカクカク音が鳴ったり、一時的に噛みにくくなることがある。
    • アタッチメント等の脱落・誤飲:外れた場合はすぐに再装着する。稀に気管に入り内視鏡処置が必要なリスクも説明。
    • 装置の使用時間:1日20時間以上の装着時間を厳守すること。
    • 自己判断せず連絡:装置が外れたり、気になることがあればすぐに医院へ連絡する(LINEまたは電話)。
    • 痛み:矯正治療の初期段階で痛みを強く感じる人もいるが、多くは痛みなく治療を進められる。
    • 発音:治療開始後1〜2ヶ月は発音がしづらくなる可能性がある。
    • アンカースクリュー(TAD):今回の治療計画では、使用は不要である可能性が高い。
    • 学会資料等での写真使用:患者コミュニティが特定されない形で、匿名化された症例写真や移動様式を学会資料等で使用する可能性を説明。

費用と支払い

治療に関する費用と支払いについて説明されました。

  • マウスピース治療費: 850,000円(税別)。調整費、追加アライナーの費用、通常の作り直し費用は全て含まれる。
  • 支払い方法: デンタルローンによる分割払い、または一括払いが可能。
  • 保定装置費: 治療完了2〜3年後に別途請求される管理費用。
  • その他費用:
    • 治療中に虫歯治療等で歯の形が変わった場合:即席マウスピースの作成費用が別途発生する。
    • 歯周病治療、歯髄炎・歯髄壊死による神経治療や特殊ホワイトニング:保険診療で可能。
    • マウスピースの不適切な使用(装着時間不足など)により作り直しが必要になった場合:追加費用が発生する可能性がある。

患者との合意事項

患者は以下の事項に同意しました。

  • エンジェルアライナーによる治療方針
  • 歯周基本治療が必要な場合は、治療開始時期を調整すること
  • 学会資料等での匿名化された症例写真使用
  • 本日このまま契約を進めること
  • エンジェルアライナーによる治療方針に同意。
  • 歯周基本治療が必要な場合は、治療開始時期を調整することに同意。
  • 学会資料等での匿名化された症例写真使用に同意。
  • 本日このまま契約を進めることに同意。

アクションアイテムなし

インビザラインよりもゴム掛けする際の歯のコントロールが安定するため、特にゴム掛けが重要な本症例ではエンジェルアライナーが推奨される。
— 医師
患者もエンジェルアライナーの使用に同意。
— 患者
本日、契約を進めることに同意。
— 患者