Key Metrics
26
分
録音時間
2
名
参加者
2
件
決定事項
0
件
アクション
5
件
トピック数
Executive Summary
患者の骨格性Ⅲ級叢生・反対咬合に対する初診相談で、外科的矯正治療への懸念から、非外科的マウスピース型矯正治療(インビザライン)を選択することに合意しました。抜歯の要否については患者が最終的な判断を下すこととなり、詳細な治療計画と注意点が説明されました。
Participants
医師 患者
Discussion
主訴・相談内容
患者は自身の骨格性下顎前突に対し、外科的矯正治療の負担(入院、休職など)について「どこまでは無理かな」と懸念を表明しました。
- 顎関節症の既往は中学時代にあったが、現在は症状がないと説明。
- 治療中の痛みについては「ずっと痛いはおかしい」という医師の説明に対し、患者は理解を示しました。
現症・所見
- 不正咬合分類: 骨格性Ⅲ級(下顎骨前突)。大臼歯関係は右側AngleⅡ級、左側AngleⅢ級。
- 歯列の特徴: 上下顎前歯部に叢生、正中不一致。オーバージェット-5.8mm(反対咬合)、オーバーバイト1.7mm。上顎左側に過剰歯(22)が存在。
- セファロ分析: ANPはマイナス、FMAは24度(平均よりやや少ない)、咬合平面傾斜はノーマル。
- その他の所見: 歯肉タイプは薄く、治療中に歯肉退縮のリスクあり。親知らずは全て存在し抜歯が必要。ボルトン比において前歯6本および臼歯含む12本の合計幅が平均より大きく、歯列弓に並びきらない状態。口腔内に虫歯が認められる。現在の顎関節症症状はなし。
検査・診断
口腔内写真、レントゲン(パノラマ、セファロ)、クリンチェックシミュレーション画像を用いた説明が実施され、骨格的な診断と歯列の状態が分析されました。その結果、抜歯の必要性、IPR、顎間ゴムの使用などが提案されました。
治療計画
- 装置の種類: マウスピース型矯正装置(インビザライン)、顎間ゴム(斜めに歯にかける)。
- 抜歯/非抜歯の方針:
- 抜歯治療計画: 上顎の右側小臼歯(5番)と左側の過剰歯(22)、下顎の4番(34, 44)を抜歯。親知らず4本も全て抜歯を推奨。中心の歯の抜歯は選択可能。
- 非抜歯治療計画: IPR(Interproximal Reduction)により歯と歯の間を削りスペースを確保(1箇所につき最大0.5mm)。抜歯またはIPRで確保したスペースを利用し、歯を後方移動させて反対咬合を改善。
- 外科的矯正: 説明はあったものの、当院での歯列矯正を選択。手術を伴う場合は約1ヶ月の休養期間が必要となる。
- 治療期間の見通し: マウスピースは1週間に1枚交換。1クール約11.5ヶ月(50枚)。複数クール必要となる可能性が高く、動的治療終了後、24ヶ月以上の保定期間が必要。
- ステージング:
- 口腔衛生指導
- 虫歯治療(軽度であれば矯正と並行)
- 抜歯処置(必要な場合)
- マウスピースおよび顎間ゴム装着、歯の移動
- 必要に応じてIPRを実施
- 追加アライナー(2クール目以降)への移行
- 保定装置(リテーナー)装着
- 注意点: 顎間ゴムの取り扱い、マウスピースの装着時間厳守(24時間推奨)、口腔清掃の徹底、歯肉退縮・ブラックトライアングル・骨性癒着・歯根吸収・歯髄炎・顎関節症状などのリスク、噛み合わせの変化、マウスピース交換後の痛み(3日程度)と長期化した場合の連絡、外科的矯正は今回の計画に含まれないこと、症例紹介への同意など。
患者との合意事項
- 外科的矯正ではなく、当院でのマウスピース型矯正治療を選択することに同意しました。
- 上顎の右側小臼歯と左側の過剰歯(22)、下顎4番(34, 44)の抜歯については、患者が最終的な判断を下すことになりました。親知らず4本の抜歯は推奨されました。
- 提示された治療計画、期間、注意点、起こりうるリスクについて説明を受け、理解しました。
- 治療成果を症例として利用することに同意しました。
Decisions
- 外科的矯正ではなく、当院でのマウスピース型矯正治療を選択することに同意した。
- 治療成果を症例として医院の勉強会や市民向け講演で利用することに同意した。
Action Items
Key Quotes
TikTokとかで流れてきたんですけど、すごいひどそうです
— 患者
どこまでは無理かな
— 患者
ずっと痛いはおかしい
— 医師