ダッシュボード

診断・治療計画説明 — 骨格性II級叢生に対する非抜歯インビザライン矯正

2025-09-12 岸波さんへのインビザライン矯正カウンセリング

インビザライン 矯正治療 診断・治療計画 非抜歯矯正 口腔ケア
0
録音時間
2
参加者
6
決定事項
8
アクション
7
トピック数

骨格性II級叢生を主訴とする岸波さんに対し、非抜歯インビザライン矯正の診断と治療計画が詳細に説明されました。患者からの痛みや飲用、顎間ゴムに関する懸念事項が解消され、治療期間、費用、リスク、および患者の協力義務について合意が形成されました。

岸波さん 歯科医師/担当者

主訴・相談内容

患者はマウスピース矯正の痛みや運動中の水分補給について懸念を示しました。

  • 「マウスピースって痛いってみんなから脅された」ため、実際の痛みの程度について質問がありました。
  • 「運動やってて、結局、水しかダメみたいなの書いてあった」ため、スポーツドリンクやお茶の飲用可否について質問がありました。
  • 「家系的にどっちも歯が多い」ため、虫歯になりやすいことを気にし、早期治療を希望しました。
  • 顎間ゴムの具体的な使用感について質問がありました。

現症・所見

不正咬合分類:

  • 骨格性II級(上顎骨前方突出)
  • 大臼歯関係: 左右ともにII級関係
  • 咬合平面傾斜: スティープ(急傾斜)

歯列の特徴:

  • 上下顎叢生
  • オーバージェット: 現在4mm(目標1mm程度)
  • オーバーバイト: 正常な関係を目指す
  • 正中不一致: 下顎の正中が左にずれている(目標は上下正中の一致)
  • 埋伏歯: 下顎に奥歯1本が未萌出
  • 親知らず: 上下左右に埋伏。上顎には「9番目の歯」の可能性も指摘

その他の所見:

  • 成長発育途中: 下顎の成長発育を見越した治療計画
  • 歯肉の状態(フェノタイプ): 薄く、歯肉退縮リスクあり
  • ボルトン比: 前歯、奥歯ともに歯のサイズが大きい(叢生の一因)

検査・診断

口腔内写真、レントゲン写真(セファロ分析、パノラマ)から診断されました。治療計画は今後の成長発育を見越したもので、特に下顎の成長による前方移動に期待が寄せられています。

治療計画

装置の種類:

  • インビザライン(アライナー)による矯正治療
  • アタッチメント: 歯の表面に白いプラスチックの突起を装着
  • MAウィング: マウスピースに装着する下顎前方誘導装置
  • 顎間ゴム(エラスティック): 上下の歯に斜めにかけて使用

抜歯/非抜歯の方針:

  • 基本的に非抜歯方針。未萌出の奥歯の萌出と下顎の成長発育を期待。
  • 治療途中で抜歯が必要になる可能性も考慮し、その際は改めて患者と相談し同意を得る。

治療期間の見通し:

  • 動的治療期間: 約2年〜3年
  • 保定期間: 約2年を推奨(継続使用が望ましい)
  • マウスピース交換頻度: 1週間ごと
  • 複数クールでの治療を想定(1クール目で約80%改善、2クール目以降で仕上げ)

ステージング:

  • 歯列の拡大と隙間の確保
  • 上顎前歯の後方移動
  • 下顎の成長発育と前方移動を促す
  • 最終ゴール: 正常なAngle I級咬合関係、オーバージェット1mm程度、上下顎正中の一致

治療上の注意点とリスク

治療に伴う注意点やリスクについて以下の説明がありました。

  • 成長発育: 下顎の成長を期待するため、健康的な生活習慣が重要。
  • IPR(歯間削合): 2クール目以降に行う可能性あり。
  • 顎関節の変異リスク: 噛み合わせの変化により顎関節の位置が変わる可能性があり、治療目標の変更や期間延長につながることも。
  • 歯肉退縮リスク: 歯肉が下がり、歯が長く見えたり知覚過敏が生じたりする可能性。
  • ブラックトライアングルリスク: 歯と歯の間に黒い隙間ができる可能性。
  • 骨性癒着リスク: 歯が動かなくなる可能性。
  • 歯根吸収リスク: 歯の根が短くなる可能性。
  • 歯髄炎/歯髄壊死リスク: 歯の神経が炎症を起こしたり死んでしまう可能性。
  • 噛み合わせの変化: 治療途中に一時的に噛みにくくなる時期がある。
  • 装置の脱離: アタッチメントやボタンが外れた場合は再装着が必要。
  • 誤飲・誤嚥リスク: 外れた装置を誤って飲み込む可能性。
  • 患者の協力義務: 指示通りの装着がない場合、治療が遅延し後戻りの可能性。
  • マウスピース装着時間: 1日22時間以上目標。
  • マウスピース装着時の飲食: 水以外も可能だが、飲用後はうがいや洗浄を推奨。
  • 痛み: 装着後最初の2日間は痛みが生じやすいが、慣れることが多い。個人差あり。
  • 喋りづらさ: 装着初期に一時的に生じる可能性。
  • アンカースクリュー(TAD): 今回は使用しない方針。
  • 資料の取り扱い: 個人が特定できない形で診療・学術・行政目的で使用する場合がある。

費用・支払い

治療費用:

  • 総額: 850,000円(税込み 935,000円)
  • 内訳: 調整費、保定装置費、治療開始後5年以内の追加アライナー発注費用を含む。
  • 特殊装置(アンカースクリュー等)が必要な場合は別途50,000円(今回は使用しない方針)。

支払い方法:

  • 初期費用: 300,000円(契約時または次回予約時までに支払い)
  • 残金: 治療開始後6ヶ月以内に分割または一括で支払い

治療費に含まれないもの:

  • 治療途中の虫歯治療費
  • 歯肉炎に対する歯周病治療やクリーニング費用(保険診療)
  • 抜歯が必要になった場合の抜歯費用

治療費に含まれるもの:

  • 治療中に発生する痛み止めや知覚過敏の薬

患者との合意事項

以下の事項について合意が形成されました。

  • 次回、虫歯予防のためのシーラントと口腔内クリーニングを実施。
  • その際、初期費用300,000円を支払う。
  • マウスピースの発注から到着まで約1ヶ月かかるため、今月末に契約すれば10月末頃から治療開始の見込み。
  • 今後の予約については、別途スタッフと調整。
  • 装置の装着時間を守り、顎間ゴムの使用を徹底すること。
  • 不明点や不安、トラブルがあれば速やかに連絡すること。
  • マウスピースの管理方法について確認(食事時以外装着、食後の水洗い・うがい、携帯用ケースの使用)。
  • 給食後の歯磨き時間を利用して、歯磨きとマウスピースの洗浄を行う。
  • スポーツ時などの水分補給は水以外も可能だが、飲用後はうがいを推奨。

補足説明として、顎間ゴムはボタンを歯に装着し透明も選択可能であること、MAウィングは慣れれば日常的に使用可能で顎が出てきたら通常マウスピースに移行すること、マウスピースの痛みは「最初の2日ぐらいは若干痛い」が「ドロップアウトした人はいない」こと、給食後の対応策も伝えられました。

  • 次回、虫歯予防のためのシーラントと口腔内クリーニングを実施する。
  • 次回予約時までに初期費用300,000円を支払う。
  • 非抜歯インビザライン矯正治療の方針で進める。
  • マウスピースの装着時間を守り、顎間ゴムの使用を徹底する。
  • 不明点や不安、トラブルがあれば速やかに連絡する。
  • スポーツ時などの水分補給は水以外も可能だが、飲用後はうがいやマウスピース洗浄を推奨する。
タスク担当期限
虫歯予防のためのシーラントと口腔内クリーニングを実施 岸波さん 次回予約時
初期費用300,000円を支払う 岸波さん 次回予約時
装置の装着時間(1日22時間以上)を守る 岸波さん 治療期間中
顎間ゴムの使用を徹底する 岸波さん 治療期間中
不明点や不安、トラブルがあれば速やかに連絡する 岸波さん 治療期間中
マウスピースの管理方法(食事時以外装着、食後の水洗い・うがい、携帯用ケース使用)を実行する 岸波さん 治療期間中
給食後の歯磨き時間を利用して歯磨きとマウスピース洗浄を行う 岸波さん 治療期間中
今後の予約調整を行う スタッフ
マウスピースって痛いってみんなから脅された
— 岸波さん
多分、早く治療した方が、虫歯になり、気にするかな
— 岸波さん
最初の2日ぐらいは若干痛いですが、ドロップアウトした人はいないです。
— 歯科医師/担当者