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歯科矯正 診断結果と治療計画説明

2025年9月12日 歯科医院にて(岸波様)

歯科矯正 診断結果 治療計画 リスク説明 費用
42
録音時間
4
参加者
4
決定事項
8
アクション

岸波様の歯科矯正に関する診断結果と治療計画が説明されました。骨格性Ⅱ級、叢生、オーバージェットなどの問題に対し、非抜歯でのマウスピース矯正とMAウィング使用の方針が示され、治療期間、費用、リスク、注意事項が詳細に説明されました。

歯科医師(矯正担当) 保護者 岸波さん スタッフ

はじめに

本日は、口腔内写真を基にした診断結果と治療計画について説明が行われました。不明な点があれば質問し、問題なければ契約後に治療を開始することが案内されました。

診断結果

  • 骨格性Ⅱ級: 上顎が平均より出ている状態。成長途中のため変化の可能性あり。
  • 咬合平面傾斜(スティープ): 噛み合わせの平面が傾斜している状態。
  • 大臼歯関係Ⅱ級: 6歳臼歯の関係において、上下の歯の位置がⅡ級。
  • オーバージェット・オーバーバイト: 現在オーバージェット7mm、オーバーバイト4mmで、それぞれ正常値1mm程度を目指す。
  • 上下顎の叢生(そうせい): 上下両方の歯列がデコボコしている状態。
  • 正中不一致: 上下の歯列の真ん中がずれている状態。
  • 歯根未完成、親知らず、過剰歯:
    • 奥歯1本が未萌出で、成長に伴う噛み合わせの変化を見守る。
    • 上下左右に親知らずが埋伏している。
    • 稀に生える9番目の歯も存在し、歯の本数・大きさから叢生の原因と推測。
  • 歯肉の状態(歯肉フェノタイプ): 日本人に多い薄い歯肉で、矯正治療による歯肉退縮のリスクがある。
  • ボルトン指数: 上下の歯の大きさの不均衡があり、個々の歯が大きいため叢生になった可能性。歯列を広げながら並べる方針。

治療計画

  • 口腔衛生指導: 虫歯・歯周病予防に加え、矯正中の歯肉炎予防のための丁寧な歯磨き指導を実施。
  • 抜歯の有無: 小臼歯の抜歯はせず、非抜歯の方針で進める。ただし、状況により抜歯に切り替える可能性も。
  • 顎間ゴムとアライナー(マウスピース)矯正:
    • マウスピースの力で歯を動かす。
    • 顎間ゴムを併用し、歯の移動を促進する。自分で着脱し、食後に再装着。
  • 保定(リテーナー): 治療後の後戻りを防ぐため、保定装置(リテーナー)を装着する。最低2年間、推奨は永久的な使用。
  • IPR(歯間削合): 歯間に微量のエナメル質削合を行う可能性(最大0.5mm)。虫歯・知覚過敏のリスクは低い。治療2クール目以降に実施予定。
  • 顎関節の変位による治療計画変更・期間長期化の可能性: 噛み合わせ変化で顎関節が変位した場合、治療計画変更や治療期間の延長の可能性。
  • MAウィング(下顎前方誘導システム)の使用: 下顎の成長発育を前方に誘導する装置を使用し、治療をスムーズに進める。

治療期間

  • 矯正期間: 約2~3年(前後する可能性あり)。
  • 保定期間: 2年以上(推奨)。

治療における注意事項とリスク

  • 顎間ゴム・アライナーの装着指示遵守: 指示通りに装着しない場合、計画通りに進まない、後戻りの原因となる。
  • 歯肉退縮: 歯茎が下がり、歯が長く見えるリスク。
  • ブラックトライアングル: 歯と歯の間の歯茎が下がり、黒い三角形の隙間ができるリスク。
  • 歯が動かないリスク: 骨性癒着(歯と骨が固着)、歯根吸収(歯根が短くなる)、歯髄炎(神経の炎症)の可能性。
  • 顎関節の違和感・変化: 治療中に顎が動きづらくなる、音が鳴る、顎関節症を発症する可能性。
  • 噛み合わせの変化による食事のしづらさ: 歯の移動中は一時的に噛み合わせのバランスが悪くなることがある。
  • 装置の脱離・誤飲: ボタンなどが外れる、誤って飲み込む可能性。
  • アタッチメント(レジン)について: 歯の表面に白いプラスチックの突起を装着。治療終了後に全て除去。
  • マウスピース装着時間: 食事以外は1日22時間以上装着。
  • 追加ライナー(アライナーの再発注): 治療が完全に計画通りに進むことは稀で、複数回の追加ライナー発注が一般的。これにより治療期間が長めに設定される。
  • 痛みについて: 新しいマウスピース交換後最初の2日程度は痛みを感じるが、慣れる。痛みが続く場合は連絡が必要。
  • 食事制限について: 水以外の飲み物も可能だが、糖分を含む場合はマウスピースを外し、洗浄・うがいが必要。
  • フロス使用: 歯間ブラシやフロスの使用指導を実施。
  • 発音への影響: マウスピース装着による発音のしづらさを訴える方はほとんどいない。
  • アンカースクリュー・外科的矯正: 今回は使用しない。

資料の取り扱い

検査結果や資料は、個人が特定できない状態で診療・学術目的、行政業務対応などで使用される場合があることについて、同意を求められました。

費用と支払い

  • 治療費総額: 85万円(税込み93万5千円)。特殊装置が必要な場合はプラス5万円の可能性あり。
  • 支払いスケジュール:
    • 初回費用として30万円を支払うと、アライナー発注。
    • 残金は治療開始後6ヶ月以内であれば分割払いまたは一括払い。現金、カード利用可。
  • 費用に含まれるもの・含まれないもの:
    • 含まれないもの: 虫歯治療費、歯肉炎クリーニング費用、抜歯費用(予定はないが発生した場合)。
    • 含まれるもの: 痛み止め、知覚過敏の薬代、毎回の調整費、追加ライナー費用(治療開始から5年間)。

その他

  • 治療開始までの流れ:
    • 初回費用30万円の支払いは今日でも次回来院時でも可。
    • 治療開始前に予防のためシーラントと歯のクリーニングを推奨。
    • 支払いと予防処置の予約後、アライナー発注。海外での作成に約1ヶ月。
    • 今月末に予約した場合、10月末頃から治療開始予定。
  • 小臼歯の抜歯は非抜歯の方針で進める(ただし、途中で変更の可能性あり)。
  • MAウィング(下顎前方誘導システム)を使用する。
  • アンカースクリューおよび外科的矯正は今回の治療計画では使用しない。
  • 検査結果や資料を個人が特定できない状態で、診療・学術目的および行政業務対応に使用することを許可する。
タスク担当期限
初回費用30万円を支払う 保護者 次回来院時または事前に
治療開始前にシーラントと歯のクリーニングの予約を取る 保護者 / 岸波さん 治療開始前
マウスピースと顎間ゴムの装着指示を遵守する(1日22時間以上) 岸波さん 治療期間中
保定装置(リテーナー)を最低2年間使用する 岸波さん 保定期間中
糖分を含む飲み物摂取後、マウスピースを外し、洗浄またはうがいを行う 岸波さん 治療期間中
顎関節に違和感や変化があれば担当医に伝える 岸波さん / 保護者 治療期間中
装置が脱離・誤飲した場合は担当医に連絡する 岸波さん / 保護者 脱離・誤飲時
痛みが継続する場合は担当医に連絡する 岸波さん / 保護者 痛みが続く場合
本日は、口腔内写真を基にした診断結果と治療計画について説明します。不明な点があれば、質問してください。問題なければ、ご契約後に治療を開始します。
— 歯科医師(矯正担当)
小臼歯の抜歯については、今回は非抜歯の方針で進めます。
— 歯科医師(矯正担当)
新しいマウスピースに交換した最初の2日くらいは若干の痛みを感じます。しかし、当院で痛みが原因で治療を中断した患者はいません。
— 歯科医師(矯正担当)